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2025.08.07

共働き&子育て家庭にやさしい!家事ラク動線の作り方

朝の支度に、夕方のごはんづくり、夜の洗濯・・・共働きや子育て中のご家庭にとって、毎日の家事は“時間との勝負”です。

「もっと家事がラクになったら…」
「子どもと過ごす時間をもっと大切にしたい…」

そんなママ・パパにぜひ知ってほしいのが、「家事ラク動線」という考え方。家の間取りや動線次第で、毎日の生活が驚くほどスムーズになります。

今回は、共働き・子育て世代の視点から「本当に使いやすい家事動線」のヒントをご紹介します。


そもそも「家事ラク動線」って何?


家事ラク動線とは、洗濯・料理・掃除といった家事を、ムダなく・効率よくこなせるように考えられた動線のこと。「動線」とは、人が家の中を移動するルートのことですが、この動線がスムーズだと、家事の“時短”が自然に叶います。

たとえば、こんな工夫が家事ラク動線の一例:

  • ・洗濯機のすぐ隣に物干しスペースがある
  • ・キッチンからパントリー、ダイニングまでが一直線
  • ・玄関 → 洗面所 → ランドリールームが直結している

毎日繰り返す家事こそ、動線の工夫でラクにこなせる仕組みづくりが大切です。


家事の中で「時間がかかる」「面倒」と感じやすい家事TOP3


家事の中でも、多くの人が「時間がかかる…」と感じているのが次の3つ。

 

  1. 1.洗濯:「洗う → 干す → 取り込む → たたむ → しまう」と工程が多く、時間も体力も使う家事の代表格。
  1. 2.料理:朝・昼・晩とキッチンに立つ時間が多く、冷蔵庫・シンク・調理スペースの使いやすさが重要に。
  1. 3.掃除:小さなお子さんがいる家庭では、すぐに散らかってしまうのが悩み。掃除のしやすさ=片づけやすさがカギ。

この3つの家事を“流れるように”こなせる間取りにすることが、毎日の暮らしをラクにするポイントです。


覚えておきたい!「回遊動線」と「複線動線」


家事ラクな住まいをつくるうえで、ぜひ取り入れたい2つの動線設計をご紹介します。

■ 回遊動線

行き止まりのない間取りで、家の中をぐるっと回れる設計。キッチン〜ランドリー〜洗面〜リビングが回遊できると、家族の動きも自然にスムーズになります。
➡ 家族がすれ違ってもストレスが少ない。動きが重ならず快適です。

 

■ 複線動線

同じ場所に別ルートでアクセスできる設計。たとえば、玄関からリビングと洗面両方に行けるルートなど。
➡ 朝の支度ラッシュや帰宅時の混雑を解消!


シーン別|家事ラクを実現する間取りアイデア


【洗濯動線】洗う・干す・しまうが1か所で完結!

忙しいご家庭に大人気なのが「ランドリールーム+ファミリークローゼット」の組み合わせ。

理想の配置例:

洗面脱衣所 → 室内干し可能なランドリールーム → ファミリークローゼット

  • ・洗ってその場で干せる(天気を気にしなくてOK)
  • ・乾いたらそのままハンガー収納で完了
  • ・家族全員の衣類が一か所にまとまり管理がラク

洗濯にかかる移動が最小限になるので、共働き家庭の夜洗濯にもぴったりです。


【料理動線】ストレスゼロの「時短キッチン」

キッチンは、動線設計ひとつで時短にもストレスにもなる場所。

工夫したいポイント:

  • ・冷蔵庫・シンク・コンロを「作業三角形」に配置
  • ・背面収納+パントリーで出し入れをスムーズに
  • ・キッチン~ダイニングを一直線にして動きやすく

さらに、キッチンから洗面室やランドリーへつながる動線があると、料理中に“ながら洗濯”も可能に!


【収納動線】“片づけやすさ”が暮らしの整えやすさに直結

部屋が散らかってしまう原因の多くは、「モノの定位置が決まっていない」こと。とくに忙しい毎日では、「とりあえず置き」が増えてしまいがちですよね。

収納動線を意識すると、自然と片づけが習慣化できます。

ポイント:

  • ・リビングや廊下などに家族みんなが使える収納
  • ・よく使うものは“使う場所の近く”に収納してワンアクションで完結
  • ・玄関には園バッグや外遊びグッズが“とりあえず置ける”スペースを

片づけがラク=掃除もラクになります。すっきりした空間は、心の余裕にもつながります。


家事ラク動線で得られる3つの“ゆとり”


家事がラクになると、単に効率が上がるだけでなく、生活そのものが穏やかに変わっていきます。

家事がラクになると、効率化以上に大きな変化が起きます。

  1. 1.時間のゆとり→ 自分の時間や、家族との時間を大切にできるように。
  2. 2.心のゆとり→ 「早くやらなきゃ…」という焦りやストレスから解放されます。
  3. 3.夫婦の協力がしやすくなる→ 誰でも使いやすい動線だから、自然と家事シェアが生まれる

まとめ|家事動線は、暮らしの“ストレス”を“ゆとり”に変える


家事ラクな住まいは、「ほんの少しの工夫」と「家族の生活スタイルに寄り添う視点」から生まれます。

  • ・朝の支度に渋滞が起きる…
  • ・洗濯物の山が片づかない…
  • ・子どもと過ごす時間が取れない…

そんなお悩みがある方こそ、家づくりの段階で「家事動線」をしっかり考えることが大切です。

田中住建では、家事ラクな間取りのご提案や、家族に合わせたプランニングも承っています。
実際の動線を体感できるモデルハウス見学もおすすめです。お気軽にご相談ください。

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