2025.07.28
【なぜ人は家を買うのか?】「家を買う」というのは単なる資産形成ではない
人生をより豊かに生きるための選択
「家は、いつかは買うものだと思っていた」
「なんとなく“良いものがあれば買おう”と思って見始めた」
「家賃がもったいないから、買った方が得な気がして……」
これまで多くのお客様とお話をしてきましたが、マイホーム購入のきっかけは、意外と“なんとなく”という方が多いものです。
ですが、住宅会社の立場からあえて申し上げると、家を買うというのは、単に「物件を手に入れる」だけでなく、人生の方向性を見つめ直す大きな機会だと考えます。
単なる資産形成の手段でも、家賃との損得勘定でもなく、“どんな人生を送りたいか” を住まいというかたちで具体化する行為だと考えています。
「どんな暮らしをしたいか」が、家探しの本質
物件を探しはじめると、多くの方がまず条件を挙げられます。
「〇LDK以上」「駅から徒歩〇分以内」「〇〇万円以内」等、確かに数字や利便性から考えるのはごく自然なことです。
でも、実はその奥にこそ、本当に大切にしていただきたい“問い”があるのです。
• 毎日どんな朝を迎えたいですか?
• 家族とどんな時間を過ごしたいですか?
• 休日は家でどう過ごすのが理想ですか?
つまり、家を選ぶとは「これからどう生きたいか」を具体的に描くプロセスであり、家とは単なる物ではなく、この先の暮らしをどうしたいかを具体化する重要な要素なのです。
間取りで人生が変わるって、ほんと?
「家のかたちは暮らしをつくり、暮らしは心をつくる」
そう言われるように、日々のちょっとした選択が、私たちの心の状態や人生観に大きな影響を与えます。
たとえば――
• リビングを広くとることで、家族が自然と集まる場所ができる
• キッチンとダイニングを横並びにすることで、料理と会話が同時に楽しめる
• 南向きの大きな窓から光が差し込む朝、自然と前向きな気持ちになれる
そうした日常の積み重ねが、いつしか「自分らしい人生」を形づくっていきます。
家は“ただの箱”ではなく、ご自身の価値観や生き方がにじみ出る器なのです。
今の住まいはご自身の生き方に合っていますか?本当に望む暮らしを実現できていますか?
家を買うことは「現実的な選択」であり「豊かさへの一歩」
家の購入というと「一生に一度の夢」と語られることも多い反面、資金計画や住宅ローンの話になると、不安を感じる方も多いと思います。
ですがその両方があって当然です。
夢を描くだけでは実現しませんし、現実だけを見ていては心が動きません。
たとえば、将来の収入や支出、ライフスタイルの変化を踏まえて「何にどれだけお金をかけるべきか」をシミュレーションすることで、漠然とした不安を解消できる方もいらっしゃいます。
家とは「夢」と「現実」が交差するところに生まれる“選択”であり「本当に買って大丈夫かな?」という不安は、多くの方が通る道です。
だからこそ、資金面に不安がある方はライフプランシミュレーションを活用し、数字の上でも納得できる「安心の選択」をしていただきたいと思います。
家を通じて、自分の人生を豊かにする
人生100年時代。
働き方や家族のかたち、老後の暮らし方まで、私たちは以前よりもずっと「多様な人生」を生きられるようになりました。
その中で、家というのはただの「物」ではなく “自分自身の暮らしたい人生” を肯定し、豊かにする選択肢でもあるのです。
たとえば――
• 在宅ワークに集中できるワークスペース
• 子どもが元気に走り回れるリビング
• のんびりと本が読める落ち着いた書斎
• 趣味を楽しむ土間のある暮らし
そうした「自分たちらしさ」を込めた空間こそが、日常に豊かさをもたらしてくれます。
暮らしが整うと、心も整います。
心が整うと、人は自分の人生により前向きになれるのです。
田中住建が大切にしていること
田中住建は、物件を“売る”のではなく、お客様の「暮らし方」を一緒に設計するお手伝いを大切にしています。
お客様の“これからの暮らし”を一緒に描くことこそ、私たちの役目だと考えています。
だから、たとえ今すぐに購入を考えていなくても、
「まだ迷っている段階なんです」
「いつかは、と思っているけれど……」
というご相談でも、大歓迎です。
「家が欲しい」と思ったその時が、ご自身にとってのスタートライン。
焦る必要も、迷うことを恥ずかしく思う必要もありません。
ご自身がどんな未来を描きたいのか、どんな暮らしを望むのか。
その一歩一歩を、私たちは丁寧に一緒に歩んでいきたいと願っています。
未来の選択肢を広げるために、是非お気軽にご相談くださいね。